自転車チャンピオン。

前にkumaさんちで立読み(?)した本が気になっていたので、
読んでみました。

自転車チャンピオン

自転車チャンピオン

いい本です。最後は超感動しました。本読んで鳥肌立ったのは記憶に無いぐらい久しぶり。
自転車好き(特にロード好き)には是非是非オススメします。


戦後にツールを3連覇したフランス人、ルイゾン・ボベの話。
こういう類の本、初めて読みましたが精神的側面、レースの駆引きの現実(汚い部分含め)等々
が包み隠さず描かれていて、50年近く前に書かれた本とは思えない臨場感。


このルイゾン・ボベ、名前ぐらいしか聞いたことがなかったけど、
ちょうど、かの「カンピオニッシモ」ファウスト・コッピと同じ時代に活躍した選手。
引退間際のジーノ・バルタリが出てきたり、ジャック・アンティクルが新人で未熟だったりとか
最小ギアが48×19(!)だったり、時代背景も面白い。


って、あくまでマニアな本だと思いますのでマニアな方どうぞ。